「なにかと読めないまち養父市キャンペーン」を開始 養父市の事例

養父(やぶ)市が、市名が読めないことを逆手に取り、「色々と読めない」というキーワードを用いて情報発信を行っています。

養父市は、ようちち市へ?但馬牛の故郷・兵庫県養父市、8月11日(火)から「なにかと読めないまち養父市キャンペーン」をスタート! 牛肉2 kgが当たるコンテストも(Value Press)
https://www.value-press.com/pressrelease/146394

このキャンペーンの目的は、養父市の情報を見てもらうことによって、養父市の理解を広げ、移住・観光・地場産業の振興につなげることでしょう。そのための手段として養父氏は、「読めない」というキーワードを利用して、インターネットでの発信のリーチを広げようとしたものと理解できます。そのように考えると、「読めない」というキーワードを用いて養父市の持つ地域資源(例えば、和牛・医療など)をまとめたことはかなり面白いと感じました。ただ、「面白い」から「移住したい」という発想にはなりづらいと思いますので、面白い、と感じた人に対して移住を意識させる、という部分においてもう少し段階を踏ませることが重要なのではないかと思いました。
いずれにせよ、どれくらいのリーチになるのか、実際の効果(これを見て移住する人)は出るのか、というところに注目したい面白い取り組みだと思います。

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。