各政党の主張から見る地域活性化・交流人口増加政策【2015統一地方選】

統一地方選挙後半戦が迫ってきています。通助では、各政党の地域活性化、特に交流人口の増加に関する各政党の方針について、各政党の主要政策を参考にまとめてみました。

本記事では、それぞれの政党が打ち出した政策に対する評価は行いません。政策に対する評価は、読者の皆様にお任せします。なお紹介する順番は、2014年衆院選後の衆議院議席が多い政党順です。

・自由民主党
以下の2つを挙げている。
・地域活性化拠点としての「道の駅」を重点支援し交流人口の増加につなげる
・東京オリンピック・パラリンピックを成功させることによる、交流人口の増大

2015自民党政策パンフレットより
http://jimin.ncss.nifty.com/pdf/pamphlet/20150226_bira.pdf

・民主党
以下の2つを挙げている。
・休日取得の分散等の休暇改革
・エコツーリズム・グリーンツーリズムなど、農林水産事業を活用した観光政策

2015民主党政策パンフレットより
http://www.dpj.or.jp/article/policy-booklet-kiten

・維新の党
主要政策の中には交流人口増加政策について記載されていないが、
・統合型リゾートの実現
・地方空港の民営化、選択と集中
・空き家・空き部屋への宿泊を可能とする規制緩和
などが2014年衆院選の政策では触れられている。

維新の党 2014年衆院選 マニュフェストより
https://ishinnotoh.jp/election/shugiin/201412/pdf/manifest.pdf

・公明党
以下の3つを挙げている。
・地域資源のブランド化
・産学金官の連携による地域活性化
・外国人観光客の増加のために、地方部の観光資源を開発

公明党 統一地方選重点政策より
https://www.komei.or.jp/news/detail/20150208_16194

・日本共産党
主要政策の中には交流人口増加政策について記載されていないが、
・農林水産業の6次産業化。
・地域が現に取り組んでいる、観光開発や地域おこしのさらなる推進。
などが2014年衆院選の政策では触れられている。

2014 総選挙政策より
http://www.jcp.or.jp/web_policy/2014/11/post-625.html

・次世代の党
以下の2つを挙げている。
・歴史・伝統・文化の復元による地域経済の振興
・世界の文化交流の拠点となるイベントを開催

基本政策より
http://jisedai.jp/basicpolicy

・生活の党と山本太郎となかまたち
主要政策の中には記載なし
統合型リゾートの実現に向けた活動を一部の議員が行っている。

衆院選公約2014
http://www.seikatsu1.jp/policy/political_policy2014
(生活の党は、党としての統一地方選の公約が見つからなかったため、最新の2014年度衆院選公約で代替しました。)

・社会民主党
以下の2つを挙げている。
・農林水産業の6次産業化の推進
・公共交通のあり方を議論し、コミュニティバス等を運行することで、観光客の増加を達成

統一自治体選挙2015 選挙政策集
http://sdp-municipality.jp/pdf/2015manifest.pdf

大まかなものではありますが、多くの党が主要政策集において地域活性化・交流人口増加政策を掲げていることがわかりました。また、地域活性化・交流人口増加政策においては、党ごとの個性が非常によくあらわれていると実感しました。これからの選挙において、皆様のご参考になれば幸いです。

(4月25日追記)
同様の記事を2つ執筆しております。こちらもどうぞご利用ください。
各政党の中小企業活性化に関する政策まとめ
各政党の地方創生に関する認識まとめ


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詳しくはこちらもご覧ください。
通助[ケーススタディ]