「食の均一化」現象に反する実態か? 全国の納豆好き度マップ

非常におもしろい記事を見つけました。

日本全国の納豆好き度マップが掲載されているコラムです。さらに、地域ごとの納豆の食べ方というのも分析しており、砂糖を入れて食べる北海道や東北地方の食べ方も紹介されていました。

大好き、大嫌い? 東西日本の納豆好き嫌いが鮮明に(日本経済新聞)
http://style.nikkei.com/article/DGXZZO02444190X10C16A5000000?channel=DF080420167220&style=1

日本全国どこでも同じ食品を手に入れられるようになった背景として、冷蔵庫などの台所用電化製品の普及により食品の長距離輸送が可能になったことや、食品企業によって大量消費のための食品が大量に生産されるようになったこと、大型小売店の出現により全国で同じ商品を購入できるようになったこと等が挙げられます。この現象は「食の均一化」といわれますが、これは日本だけでなく、世界中で起こっている現象だといえます。

今回取り上げた納豆の好き嫌い・食べ方の地域性は、「食の均一化」現象に反して、未だに地域ごとの食に対する嗜好が残っているという現状を示しています。地域活性化事業を進めていく際、他地域との比較を明確にすることで、地域ごとのこだわり・特徴・良さなどが見えてくる場合がありますので、このようなデータを参考にするのもありかもしれません。
地域の特徴を見つける際、以下のケーススタディで述べている四則演算という方法もございますので、参考にしてください。

アイディア出しは四則演算で決まり?!〜新たな観光資源の見つけ方〜

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。