市観光実施計画の観光消費額・交流人口目標を達成できず 伊那市の事例

2014年の伊那市の交流人口・観光消費額が発表されました。市観光実施計画で目標としていた数値には達しなかったようです。

伊那市の観光交流人口目標に届かず(長野日報)
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=34398

交流人口が目標に届かなかったことよりも、観光消費額が目標に届かなかったことについて議論していくべきだと考えます。もし、その土地に人が来れば良いだけなら、その土地になんの関係もないコンテンツやアイドルを利用すれば良いだけです。お金を地域の外から稼ぐこと(移出力)という観点を重視すれば、人が訪れることが目的なのではなく、消費額、そしてその消費額のうち地域が作り出した価値の割合(域内調達率)という考え方が重要視されるべきだと思います。

域内調達率といった概念に関してはこちらの記事でさらに詳しく論じています。是非ともご覧ください。
経産省「地域ストーリー作り研究会」報告書 解説

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。