イノシシ・シカ肉の処理施設「ジビエール五條」が完成 五條市の事例

全国でシカやイノシシによる農作物被害が相次いでいる中、シカやイノシシを捕え、処理施設で解体し、販売することで利益をあげようという取り組みが活発化しています。五條市は、そのための処理施設「ジビエール五條」の建設に着手、この度完成式典が行われました。

ジビエール五條:地域おこしに期待 イノシシ、シカ肉の処理加工 駆除動物を高級食材に 県内初、完成式 /奈良(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/nara/news/20151006ddlk29040648000c.html

弊社では、地域活性化を競争として捉え、その競争に勝利していくための手法をとることを重要視しています。今回のこのような獣害を減らそうとする取り組みは、非常に良いことだと思うのですが、それが長期的・継続的に行われ、害獣対策として大きな効果を上げるためには、少しでも「処理した食肉をより高く・より多く売ること」を意識し、マーケティング・ブランディングの視点から考えていくことが重要だと強く思います。例えば、ジビエ料理は全国的に注目され資源化されているという背景の中で、他地域とどのように差別化するべきなのか、あるいは大阪や奈良県北部からどのように顧客を呼んでくるべきなのか、ということを本気で考えぬく必要があると思います。良い取り組みであるからこそ、しっかりとマーケティングの観点も含めて考えてもらい、長く続けていってほしいものです。

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。