明石を訪れる観光客が増加しています。特に顕著な伸びを見せているのが、観光バスを利用したバスツアー客で、観光バス専用駐車場の利用は、昨年度同期の倍以上に増加しているようです。
沸く沸く 明石観光…バスツアー客じわり増加(四国新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/life/travel/tnews/20150926-OYT8T50036.html
通助でも非常に良く触れているテーマなのですが、バスツアー客の一人当たり消費額が気になります。バスツアーで訪れる観光客の消費額は、普通に旅行に来る人々よりもある程度低いことが予想されます。そのため、観光客が微増している、ということだけで一喜一憂しないことが望ましいのではないかと思います。これからバスツアーで訪れる人々に対しては、一人当たりの客単価を上げていくこと、あるいは、素晴らしい体験を提供する中で、「もう一度訪れたい!」と思わせることで、別の機会にまた来てもらう、という形をとって、地域に落ちる金額を増加させていくことが重要ではないかと感じました。
入込客数にとらわれすぎないほうが良いのではないか、ということに関してはこちらの記事をご覧ください。
3つのポイントで解体! 経産省「地域ストーリー作り研究会」報告書
地域への消費額の跳ね返りが小さいことが予想される場面で、どのように今後につなげていくかに関してはこちらの記事もご覧ください。
福岡県のマーケティング〜地域活性たからいちにて
「地域活性」とは競争です。
その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。