京都府向日市で、関西発の木造中高層大型商業ビル「SUBACO(巣箱)」をオープンしました。
地域の中小工務店による木造大型商業ビルの建設は全国初。で、9月10日・11日にはオープンイベントを開催したそうです。
さらに同ビルには地域の暮らしを支える子育て支援団体・飲食店・地元企業のオフィス等が入居しているらしいです。そして何よりもこの巣箱という名前も、若い力で地域活性化を発信するため、若手起業家を安価なテナント料で誘致したいという意味だそうです。そして地域活性化を目指すことが最大の目標であるそうです。
リヴ、関西初の木造中高層大型商業ビル「SUBACO(巣箱)」をオープン、地域産木材を構造体に活用 京都府向日市(遊都総研)
http://yutosoken.com/wp/2016/09/12/subaco/
地域活性化でよく間違われることが「人の収束」を目標にされてしまうことです。例えば、何かのイベントであったり、展示会など。これは正解ではありません。
地域活性化には確かに人も重要な要素ではあります。しかしその人が収束して、お金を落とすことでようやく地域活性化がなるということがポイントです。
つまりどれだけ面白いイベントであって人が集まったとしても、お金が付随していなければそれは地域活性化にとっては良いイベントとは言えません。
その点から考えると、この巣箱という地域活性化イベントは、目標を企業家を誘致するといった点では良い企画と言えるでしょう。若手の企業家が集まり(移出力)、雇用が始まり、お金が循環する。
この循環こそ地域活性化にとっては極めて重要な概念であるといえるでしょう。
詳しくはこの記事を御覧ください。
「地域活性」とは競争です。
その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。