除雪隊「ホワイトインパルス」が人気 観光・地域活性化に期待 青森空港の事例

青森空港で除雪作業を行う除雪隊、「ホワイトインパルス」が話題を集めています。インターネット上でかねてから「驚異的なスピード」「とにかく凄い」などと好意的な意見が寄せられていました。県はこれから、観光資源化や商標利用をさらに推進していくようです。

青森空港の除雪隊を観光資源に 見学ツアーや関連商品 (日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO95306470Y5A211C1940M00/

Youtubeにアップロードされている動画の再生回数は1万回を超えており、動画やブログなどを利用して人気を集めた好例だと思っています。こういったネット上のメディアを使ったコンテンツマーケティングは今後も継続していくべきでしょう。

記事にもある通り、除雪作業を見学するためには前泊が必要になります。これは、観光客一人あたり顧客単価を考えるうえで極めて重要な部分です。朝早く青森空港に来てくれるということも顧客単価という部分でポイントが高く、ほかの場所を観光してくれる可能性も高いといえます。(観光を考える上では、入込客数ではなく、観光客数×顧客単価×域内調達率で考えるべきでしょう。詳しくはこちらをご覧ください。)

それだけにツアーを安売りしてはもったいないと思います。つまり、ホワイトインパルスだけを見て、日帰りで帰るというツアーを作る、ということには議論の余地があると思っています。せっかく魅力ある観光資源を持っているのですから、顧客単価を向上できる形で利用すべきではないかと思います。

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。