大阪市内で最も多くの製造業事業所を抱える「ものづくりのまち」として知られる生野区は、区内の製造業で働く人々や技術をイラストなどで紹介したデジタルブック「生野ものづくり百景」第2弾を作製し、同区のホームページで公開しました。社長の似顔絵や作業風景などが味わい深く描かれ、世界から注目される最先端技術の開発秘話なども詳しく紹介されています。
大阪市生野区の「ものづくり百景」第2弾、HPで公開(産経新聞)
http://www.sankei.com/region/news/160703/rgn1607030041-n1.html
地域を活性化するのは自治体や地元の住民だけではなく、地域企業にも委ねられているということを通助で何度も論じてきました。なぜなら、地域を活性化したいと思っている地域は高齢化が進んでいる所が多く若い人を必要としているにもかかわらず、その若い人たちが働く場が少ないという現状があるからです。
場所やモノだけでなく、人もまた地域ブランド形成のための資源になりうるでしょう。例えばおもしろ店長が名物キャラとなり観光地になるように、おもしろ社長が他地域から人を呼ぶ要因になることは大いにあり得ると思います。そのためには1企業、1社長をもっとアピールすることが、その地域の面白さ、いずれは地域ブランド形成に繋がると言えるでしょう。あの社長のいるあの企業で働きたいという思いが発生した場合、その町に住む必要があります。よって若い層の移住者増にもつながるのです。
しかしパンフレットを作成し、HP上でアップするだけでは「ものづくりのまち」をなかなかアピールできないと思います。他地域の人にもっと知ってもらえるような施策を考えていく必要がありそうです。
地域企業が盛り上がって成長していくためにはこちらのコラムが参考になるでしょう。
「地域活性」とは競争です。
その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。