希望者らが移住体験住宅の空き家改修を実施 朝来市の事例

朝来市が移住希望者に対して、「移住体験住宅」として貸し出す予定の住宅の改修体験を提案。移住希望者や建築を学ぶ大学生などが参加しました。

朝来へ移住、体験用の空き家改修 希望者、学生ら参加(神戸新聞)
http://www.kobe-np.co.jp/news/tajima/201510/0008498949.shtml

移住希望者に対して、「お試し移住体験」のプログラムを提示することは、移住後の生活を考える上で大きな価値があると考えています。つまり、実際にそこに住んでみることによって、地域やその住民のことをよく知ることができるため、移住後のミスマッチが減ることが考えられるからです。今回紹介したニュースは、その体験用住宅を移住希望者とともに改修しよう、という取り組みです。これも、実際にその地域の人々と触れ合う機会を提供できるため、面白い取り組みだと考えます。移住者に取って「行ってみたい」「やってみたい」と考えることができるイベントについては、どんどんと開かれたものにしていくことが、移住希望者を招き、移住希望度を高める上で面白いのではないかと思います。

あまり指摘されないことですが、移住政策においてもターゲティングは極めて重要です。「マーケティング×地域活性化」というコンセプトで運営されている通助でしか読めない、移住政策におけるターゲティングの重要性を説明した記事はこちら。
移住政策を考える人のための「移住・交流情報ガーデン」「全国移住ナビ」入門

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。