乾杯条例に基づいて牛乳で乾杯が行われる 那須塩原市の事例

那須塩原市において「那須塩原市商工会まつり」が開催されました。同市で施行された「市牛乳等による地域活性化推進条例」において、牛乳での乾杯が推奨されていることから、まつりでは牛乳で乾杯が行われました。

http://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/news/20150419-OYTNT50328.html

那須塩原市においては「牛乳で乾杯」という趣旨の条例が施行されたとのことですが、地酒の振興を目的とした、いわゆる「乾杯条例」は全国の多くの自治体で行われています。
ここで考えなくてはいけないことは、乾杯条例は地域での消費を拡大するだけのものであって、その牛乳の質を上げていく方法、そして域外で高く売っていく方法、といった視点のない政策である、ということです。本当に市の牛乳産業を活性化させたいのであれば、「いかに域外、大都市において高く売るか」を考えていくほうが、実りが多いのではないか、と思います。


「地域活性」とは競争です。
その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。
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