カメラ女子の目線で香川の魅力発信しようと香川県観光協会などは10月、首都圏の女性でつくるカメラ愛好家組織「東京カメラガールズ」のメンバー約50人を撮影旅行に招きます。カメラ女子たちに撮影をしてもらった後、SNSを通じた情報の拡散を見込みます。
カメラ女子招き香川の魅力発信 首都圏から50人(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO91730700U5A910C1LA0000/
何かモノを売り出したい際にまずインフルエンサー(他の消費者の購買意思決定に影響を与えるような人物)に拡散してもらうという手口はマーケティングにおいてよく使う手法です。今回の場合だとカメラ女子たちが綺麗に撮った写真を拡散することによって①自分もこのような風景を撮りたいという他のカメラ好きな人に影響を与えるだけでなく、②自分の目で見てみたいというカメラ好きでない層まで取り込める可能性が考えられます。
さらに今回地元香川のカメラ女子を集めるのではなく首都圏の人たちを招待することによって、遠く離れた人々(観光の対象者)に影響を与えて欲しいという考えでこのプロモーションを行っているのではないでしょうか。
「地域活性」とは競争です。
その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。