試験養殖の由良の赤ウニ、試食会が行われる 洲本市の事例

由良町漁業協同組合は「由良ウニ」で有名な漁協ですが、先日試験養殖中の赤ウニの試食会が開催されました。味的には「天然物と養殖物にほとんど味に差がない」という太鼓判が押されたようです。漁協側も来夏の水揚げを目指し、今後も事業を継続していくようです。

「由良の赤ウニ」試験養殖 味に太鼓判 洲本(神戸新聞)
https://www.kobe-np.co.jp/news/awaji/201609/0009485794.shtml

このように「天然」と「養殖」をめぐる議論を考える上で重要なのは、顧客にとって提供できる価値の「機能面」だけを意識するのではなく、「情緒面」もまた意識されなければならないということです。

「味に大きな差がない」という「機能面」だけを重要視し、理性的に判断するのであれば、「養殖と天然にはほとんど差がない」→「じゃあ養殖には価値があるね、養殖にしよう」、ということになるわけですが、必ずしも多くの人びとがここまで割り切った考え方をするとは思えません。むしろ、「味が同じである」と言われても、「天然と養殖には差があるよねー」と思われてしまいかねない、ということが指摘できるでしょう。

地域ブランドの振興、そして日本企業のブランディングにおいても言えることなのですが、この「情緒面の軽視」というものは大きな問題ではないか、と思っています。「情緒面」をくすぐってあげることによってブランド力を強化することも重要であるということを忘れてはならないでしょう。

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