定年楽園となりうる地方都市 移住者に向けたPRが明暗を分ける!?

都会で働かれたのちに定年退職された方が住む場所、「定年楽園」となりうる場所として、よくいわれる自然豊かな土地よりも、地方都市の方が好ましいといわれています。

定年後の移住、自然重視より地方都市が現実的(日本経済新聞)
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO02856010X20C16A5000000?channel=DF280120166581&style=1#

こういう主張を見ると、地方都市で働いている人の生活の場として機能している地域も、定年後に移住を考えている人をターゲットにしていくべきだと思います。

移住者は、単に地域にお金を落として、経済的に貢献するだけではなく、その地域の他の住民や企業、文化、インフラなどと関わり、地域を作っていく社会的な存在だといえます。移住者向けのPRと観光客向けのPRが異なるのは、移住者に「行ってみたい価値」だけではない「住みたい価値」を含めた魅力を発信する必要があるからなのです。

ここで注意しなければならないのが、移住に向けた地域のPR方法やPR内容です。特に最近ありがちな「うちに住めば、地域の資源を安く提供するよ!」といったアピール、いわゆる大きな金銭的インセンティブを提供するアピールは地域にとって大きな損失となります。

以下のコラムで3つの主な理由を述べています。分かりやすくまとめていますので、ぜひご覧ください。

移住促進における経済的インセンティブの付加が危険な3つの理由

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。