脱〈負〉のイメージ 目指すは『工都夜景の街』 兵庫県尼崎市の事例

大規模な工業地帯を抱える自治体が集まり、兵庫県尼崎市で「第6回全国工場夜景サミットin尼崎」が22日に開催されます。多様な色の照明やむき出しの配管が醸し出す独特の雰囲気で工場夜景への注目は年々高まりつつあります。サミット主催側としてはこれを機に連想されがちであった「公害」というイメージを払拭し、『工都夜景の街』としてPRしていくことを目指しています。

工場夜景サミット 多様な照明や配管魅力 尼崎で22日(毎日新聞)
http://mainichi.jp/articles/20160118/k00/00e/040/192000c

公害という負のイメージが蔓延していた工業地帯ですが、公害反対運動や環境保護への取り組みから現在では大いに環境が改善され観光資源として打ち出すことができるものとなっています。負のイメージは自然と払拭されるものではなく、発信し続けていくことが重要であるため工場夜景人気に上手く同調して良い流れを作れているように思います。負のイメージの工業地帯は見事に「その土地にしかない個性的な観光資源」へと変貌を遂げたと言えるでしょう。今後益々工業地帯に関心が注がれていくことに期待が集まります。

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。