「妖怪」テーマで地域活性化、3市が展望語る

遠野物語の舞台として有名な岩手県遠野市など、妖怪を利用して地域活性化に取り組む遠野市・境港市・三次市の3市が、「妖怪フォーラム2015inとおの」を開催しました。3市は今後もこのような取り組みを続けていくようです。

妖怪パワー、地域に活気 遠野でフォーラム(岩手日報)
https://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20150922_10

通助の過去の記事、「イベントの成功=地域活性化の実現ではありません」では、このようなコンテンツ・イベント型の地域活性化施策に対して、「コンテンツは地域に足を運んでもらうための導線としてはうまく機能すると思われますが、「あくまで地域に来る導線であって地域を好きになる導線ではない」という落とし穴が潜んでいる」ことを指摘しています。「妖怪」が一種のブームとして人気を集めている今、それを利用して地域に訪れる人を増やそうという取り組みは間違っていないとは思いますが、入込客数を増やす中で、地域の本当の魅力を知ってもらい、リピーターになってもらう、あるいは一人当たり顧客単価の向上を試みる、といった施策が真に必要なのではないかと思います。

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。