夏の観光シーズン、市内ホテルの満室が続く 札幌市の事例

北海道札幌市で、外国人観光客の増加に伴い、市内のホテルの満室が続いています。その一方で、紅葉とスキーの間に当たる11月などに代表される春秋シーズンの稼働率が低いことが課題となっています。

北海道・札幌の宿、続く満室 外国人観光客の急増で、近郊流出も(北海道新聞)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0179106.html

地域をSWOT分析で捉えてはいけないことは、SWOT 分析なんてやめてしまえ、今すぐにの記事で述べてきました。
北海道はあまりの夏冬の素晴らしさ故に、SWOT表にとらわれがちな地域ではないかと考えています。北海道の夏の快適さ、そして冬のウィンタースポーツを強みと捉えることは、春秋の観光をPRすることを考えればマイナスになる、ということです。強み・弱みを固定的に捉えず、自由な発想で、外国人を含めた多様な消費者に対して魅力をアピールしていくような活動が求められているのではないかと思います。

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。