技能研修のベトナム人、日本に対する好印象%、来日後に激減

龍谷大学の研究は、技能実習に来たベトナム人の日本に対する好印象が、来日後に失われていると示唆しています。

「日本の印象良かった」97%→来日後58%に激減 ベトナム人技能実習生調査 龍谷大(産経新聞)
http://www.sankei.com/west/news/150729/wst1507290024-n1.html

主に劣悪な労働条件や、スキルの身につかない単純作業をさせていることに対する不満のようです。コラム「内向き」を軽視すると地域ブランドは失敗します、では地域ブランドを例にとって説明しましたが、同様の問題が発生していると考えます。企業ブランドと異なり、ブランドに関係する人が膨大になる地域ブランド(大きな意味で、日本というブランドも地域ブランドと考えられます)にとって、内向きのインナーブランディング(インターナルブランディング)をどのように推進していくのか、しっかりと考えていく必要がありそうです。また、100%のコトロールは不可能であると認めた上で、ブランド価値を毀損するような行動に対するフォローアップ体制を整えていくことを考えることも重要です。

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。