世界遺産登録、観光振興に結びつけたい 山口県の事例

8県にまたがる「明治日本の産業革命遺産」が世界文化遺産に登録されたことを受けて、山口県では観光産業従事者の喜びの声が上がっています。

山口・萩、5カ所の世界遺産登録に沸く 観光客増に期待(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO88976200W5A700C1LC0000/

世界遺産に登録されるということは、「明治日本の産業革命」という明確な経験ストーリー(詳しくはこちらをご覧ください)を持って、複数の観光名所が結びつけられた、ということだと思います。このことにより文中で指摘されている通り、観光客の滞在時間増加といった効果が見込めることは間違い無いでしょう。これからの課題は、このストーリーを生かして、観光客にどのようにその地域のものを買ってもらうか、ということだと思います。ストーリーの中に違和感なく商品を位置付けられるかどうかが勝負です。

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。