経産省「クールジャパン資源を観光に活用した地域経済活性化研究会」を発表

経産省が開催してきた「クールジャパン資源を観光に活用した地域経済活性化研究会」の結果をまとめ、報告書を発表しました。下記のリンクから自由にダウンロードが可能です。

「クールジャパン資源を観光に活用した地域経済活性化研究会」の報告書をとりまとめました(経済産業省)
http://www.meti.go.jp/press/2015/06/20150630005/20150630005.html

本報告書は「外国人観光客の視点からすると、日本人にとっては当たり前の地域産品やポップカルチャーでも十分に魅力的な資源であり、体験意欲を喚起する力を持っている」(p.6)としています。これはまさにその通りであると思います。様々な自治体で、「とある要素を持ったターゲットの人々」に対して強力に訴求する、というようなコンテンツ探しを試みて欲しいと思います。
報告書において、具体的にどのようなことを地域が行えばよいかがわからないクールジャパン資源の「発掘・磨き上げ」といった表現や、クールジャパンの定義を、「外国人にとって「クール(かっこいい)」と捉えられる」もの、と表現するなど、抽象的な言葉が利用されていることが少々気になりました。

報告書内では「地域ストーリー」などの、地域全体で魅力を向上させるような取り組みについても触れられています。こちらもご覧ください。
3つのポイントで解体! 経産省「地域ストーリー作り研究会」報告書

「地域活性」とは競争です。

その競争を勝ち抜くために意識すべきことを、マーケティングの視点を入れつつケーススタディにて考察しています。