大学が集中している八王子市では、卒業後の人口流出を防ぐために様々な取り組みを行っています。そのうちのひとつとして、八王子市に地元就職した学生に対し、奨学金の交付を開始しました。
学生と地元企業とのマッチングを積極的に行うのは良いと思います。しかし奨学金を一番のウリにして地元就職に誘引するのは、「目先の金目当てで就職したんじゃない」と考える学生の反感を呼ぶと思います(現にインタビューからそのような学生の気持ちが感じられます)。社長とじっくりと話せること、小さな職場でも大きなことができることなどをウリとして、「なお、少し奨学金も出ます」というような宣伝手段にしたほうがベターなのではないかと思います。
利益を直接伝えすぎず、少し匂わせるほうが良いことがある(そしてそのようなケースは多々ある)なんて、人間は本当に奥深いですね。
*
地域活性化ニュースは平日毎日更新中です!過去の記事はこちらから!
地域活性化ニュース過去記事