観光と地域活性化とは 【地域活性化用語集】


観光と地域活性化
観光によって、地域活性化(=顧客にとっての地域の価値を長期的に向上させることによって、地域へのお金の流入を増加させること)を達成しようとする取り組み。
お金の流通量を増やすことに主眼を置いている。


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解説

地域活性化(=顧客にとっての地域の価値を長期的に向上させることによって、地域へのお金の流入を増加させること)を目的にすることを考えた時、それを成し遂げるための手段としては、「お金の流通量増」と「人口増」の2種類が考えられます。スクリーンショット 2016-04-25 14.47.20

観光はそのうち、「お金の流通量増」というところに主眼を置いた施策であると言えます。

観光による地域活性化の持つ特徴は以下の2つです。

  1. 裾野が広い

    観光によってもたらされる収入は、裾野が広い(=幅広い分野で利益がある)ことが特徴として挙げられます。

    例えば、小長谷・前川編(2012)は、観光収入額を「宿泊代」、「交通費」、「飲食費」、「土産代」、「入場料・施設利用料」の5項目に分割しています。

    これらによってもたらされる収入が、実に様々な分野に及ぶことは想像に難くありません。

  2. でも、嫌がる人もいる

    それでも、観光によって得られる利益はその地域に「寝に帰ってきている」というような行動を行っている人にとっては、利益をもたらしません。それどころか、渋滞・騒音・ゴミの増加など、マイナスの側面も大きいといえます。

    観光の推進が、その土地に住んでいて、閑静な環境を求めているという人にとっては、対立が生じる可能性があるということには留意しする必要があるでしょう。

その上で、必要以上に「入込観光客数」にこだわらないことも重要だと思います。

以上では、あえて「経済的利益」ベースでの議論を行ってきました。このように、観光の目的は「観光で利益をあげること」にあるのであり、入込観光客数を上昇させることにはない、ということはより意識されねばならないと思います。

参考文献
小長谷一之・前川知史編,2012,『経済効果入門 地域活性化・企画立案。政策評価のツール』,日本評論社.

より詳しく論じた記事はこちら!

3つのポイントで解体! 経産省「地域ストーリー作り研究会」報告書


(単に入込観光客数を議論するのではなく、「金額ベース」で分解して考えてみることの重要性について記載しています。)

掛け算で考える


(分解する際に重要となる考え方を紹介しています!これはとても使える考え方だと思いますよ!)

関連用語

地域の収益増
地域活性化
顧客にとっての価値

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