地方創生とは・地域活性化との違いとは 【地域活性化用語集】


地方創生とは
「各地域がそれぞれの特徴を活かした自律的で持続的な社会を創生すること
(まち・ひと・しごと創生本部より:https://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/)」
という定義に沿って行われる一連の活動。
狭義としては、地域の収入増を達成するべく人口を減らさない、人口を増やしていく、ということを目的にした行動を指します。


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ブログ「通助」が考える、「地域活性化」と「地方創生」の違い

  • 地域活性化:
    顧客にとっての地域の価値を長期的に向上させることによって、地域へのお金の流入を増加させること、およびそのために行われる施策。
  • 地方創生(広義):
    各地域がそれぞれの特徴を活かした自律的で持続的な社会を創生すること、及びそれを目的とする施策。
  • 地方創生(狭義):
    人口を減らさない、あるいは人口を増やしていくということを目的にした施策。

解説

今日、「地方創生」という言葉が非常に利用されるようになっていますが、「地域活性化」・「まちおこし」などの言葉と同様に、その定義は必ずしも明確なものとは言えません。

地方創生と題された政策を見ても、「移住促進」を指すものとして、あるいは「地場産業の振興」を指すものとして、または「地域からの人口流出を防ぐこと」を指すものとしてなどなど、様々なものとして定義されています。

こういった地方創生・地域活性化という言葉の使い方の問題点として、「その言葉が漠然と利用されすぎている」ということを挙げることができると思います。(通助では、地域活性化を「顧客にとっての地域の価値を長期的に向上させることによって、地域へのお金の流入を増加させること、およびそのために行われる施策」として定義しています。)

しかしそういった使い方をされ、目的が明確にならないようでは、長期的に「地域に収入をもたらすこと」に結びついていかないでしょう。

地方創生が狭義で利用される際には、L/G型大学の議論や、若者を地元で就職させようという取り組みなど、人口を減少させない、という部分に注力がなされているように思います。

こういったことが、地域に収入をもたらすという目的からすれば、「わりと細かい一手段」であることを意識した上で、施策を行っていく必要があるといえるでしょう。

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移住政策を考える人のための「移住・交流情報ガーデン」「全国移住ナビ」入門


(「地方創生」の中心的な政策となっている移住促進について議論しました。)

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