商店街の活性化とは  【地域活性化用語集】


商店街の活性化
地域活性化(=顧客にとっての地域の価値を長期的に向上させることによって、地域へのお金の流入を増加させること、およびそのために行われる施策)の対象となる「地域」として、「商店街」を当てはめたもの。


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解説

商店街の衰退、そしてその活性化は、今日非常に盛んに論じられているテーマになります。多くの難しいことが議論されているわけですが、商店街の衰退がなぜ起こっているということをひとことで指摘すれば、「顧客にとって価値がないから」でしかないでしょう。

つまり、客が今日の商店街にコンビニや大規模量販店よりも価値が無いと判断している、ということです。

それを踏まえると商店街の活性化を考えることとは必然的に、コンビニ等とどのように峻別するのかということを考えることとにつながります。

このことを考える上では、機能的な側面で優位に立つことが難しいことを踏まえて、情緒的な側面から価値を伝達していく必要がある、ということがひとつの回答になるのではないかと思います。

その際に、商店街のイメージを構成している「昔ながらの」「温かみ」「チェーン店でないという感覚」といったものの因子を分析し、それを取り入れながら、顧客にとっての価値を考えていく必要があると思います。

また今日の商店街では、若くて熱意のある人が参入して、小規模ながらも高い価値を提供する店舗も見られるようになっています。こういった価値の高い店を集積させていくこと、そしてそういった人が店を出しやすい環境を作ることも重要でしょう。

より詳しく論じた記事はこちら!

枚方家具団地に学ぶ商店街活性化の一手法


(枚方家具団地を事例として、「集積」という手段による地域活性化について議論しています。)

商店街に関わるなら知っておきたい、商店街活性化を考えるヒント


(中小企業庁が作成した「消費者にとって魅力あるまちづくり実践行動マニュアル」の分析を行っています)

掛け算で考える


(商店街の利益も、この記事で紹介しているようなやり方で分解していくと分かりやすくなります。)

関連用語

地域活性化
地域ブランドのストーリー
顧客にとっての価値

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