地域活性化とは 【地域活性化用語集】


地域活性化
顧客にとっての地域の価値を長期的に向上させることによって、地域へのお金の流入を増加させること、およびそのために行われる施策。


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解説

今日、「地域活性化」という言葉であらわされる活動が津々浦々で行われていますが、その定義は必ずしも明確であるとは言えません。

「地域でイベントを行うこと」、「にぎわい(この言葉自体が何を指すものかがわかりませんが)を創出すること」、あるいはより狭義に、「移住政策を促進すること」、「外国人観光客増加を促進すること」などなど、使用者によって様々な意味で利用されています。

本ブログ「通助」では地域活性化を、「顧客にとっての地域の価値を長期的に向上させることによって、地域へのお金の流入を増加させること、およびそのために行われる施策」として定義して、これを達成するための方法についてケーススタディコラム等を通して発信しています。本定義の特徴は以下の3点です。

  • 通助は、「顧客にとっての地域の価値を向上させる」という、マーケティングの視点を重要視します。

    地域活性化はビジネスの側面を大きく有しているものです。マーケティング分野における議論はこのような「顧客にとっての価値を向上させる」ということに関して、大きな蓄積を持っています。

    このようなマーケティング・ビジネスの知見を通助では重視します。

  • 通助は、取り組みの「長期性・持続性」を重要視します。

    地域活性化の取り組みは、「長期的」である必要があります。それは、一時的・流行的に流行るものであってはならない、ということであり、しっかりと自走できるだけのお金を生み出さなければならない、ということです。

    通助では、マーケティング・ブランディングの議論を援用し、「自走できるだけのお金を生み出すための価値を創造する」という部分を考え抜いていきます。

  • 通助は、お金ベースでの議論を行います。

    地域活性化を「人ベース(例えば、何人が地域に訪れたか、どれだけの人が購入したか)」といった議論で測定する傾向が散見されますが、通助では「地域にどれだけ収入をもたらしたか」、「地域内でどれだけお金を循環させることができているか」という「お金ベース」の議論を行います。

    「地域に人は来るけど、お金が落ちない」、「イベントをやったら人が来ますよ(お金が落ちるとは言っていない)」というような議論との峻別を図るためです。

  • こういった思考から地域活性化を考えていくのが、「株式会社ホジョセン」及び、運営しているブログ「通助」です。本ブログを、このように定義された地域活性化を考えるためのツールとして、ご利用いただけますと幸いです。

    より詳しく論じた記事はこちら!

    地域ブランドにはストーリーが必要だといわれるが、そもそもストーリーってなんだろう?


    (通助で重要視しているブランディングに関する議論について、端的に議論したものです。)

    イベントの成功=地域活性化の実現ではありません


    (イベントは「人は来るけど継続的ではない/金は落ちない」というものの代表例だと思っています。)

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